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【ユニットケア】入居者が自分の家と思えるには?【介護】

働く皆さんにとってユニット型施設は「職場」になりますが・・・
ユニット型施設に入居している高齢者にとって、「最後の最後まで住む自分の家」になるんですが、ここを意識して働いている人はとても少ないのが現状です。
”高齢者にとって最後まで住む家”ということを意識した上で、普通の暮らしで当たり前にあるものを当たり前にある事により安心して生活できる環境が生まれます。
この記事では、個別ケアにおけるユニット型施設のあり方に関して解説していきます。これはユニットケアを行うに当たり基礎中の基礎になるのでまずはしっかりと頭に入れる事により今後何か課題に直面した際にスムーズに解決できる事ができることでしょう。

施設における入居者の家を考える上で大事にしたいこと

一人一人の高齢者が自立し当たり前の暮らしができる家(ユニット)を作る。

ポイント

食べる・出す・入浴・寝る etc 誰でも人間として当たり前の、安心・快適にできる建物が重要!

高齢者にとって、施設・・・・・・ではなく「自分の家」 まずはここから考えを変えましょう!

皆さんにとっては「職場」ですが・・・高齢者にとっては「最後まで住む家」になります。忘れずにしっかりと覚えておくことが大事です。

入居者に「自分の家」と思ってもらえるようにする方法

ユニット型施設の建物の意味を知ろう!

全体構造の基本

①ユニットの数・・・夜勤を考えた数→1フロア偶数ユニット

2ユニットで1名の夜勤で回す為、ユニット数を偶数にする事が良い

②ユニットの定員数・・・10人以下

③ショートユニット・・・単独が望ましいが各ユニットに振り分けても可能

④ナース室

建物の考え方

ユニット(一つの家)→個人個人が暮らしていく場所でありプライバシーが確保されている場所。

⇅ユニット間を繋いでいる場所

ユニット外→(町)→暮らしの中に楽しみができる場所(交流の場)

ユニットとユニット外の見た目上でしっかりと変化をつけていくことが重要です。

変化をつけることで、ユニット(自分の家)に帰ってきたと思えるようになってもらえる。

 

入居者が暮らす場所の考え方

高齢者にとって自分の家と思ってもらう為には、まず自分の家には当たり前にあるものを・・・

順番に行くと・・・・

●玄関がある

【ユニットケア】”自分の家”と思う瞬間は玄関から始まる【介護】

●一人一人の部屋がある

【ユニットケア】入居者一人一人の居室を考えていく事で自分の居場所ができる!

●茶の間(リビング)がある

ユニットケアを行う上でリビングとは?暮らしの豊かさに影響?最適な整え方【介護職】

お風呂がある

トイレがある

洗濯するところがある etc...

暮らしの中に楽しみを増やすきっかけができる方法

固定概念にとらわれない事が大事です。

中々新しいことに一歩踏み出すのは大変な事ですが、一人一人の入居者に対して居室意外にも居場所を作って上げることで部屋から出るきっかけができます。

例えば、ちょっとしたお茶のみスペースができる場所・一人になれる場所を作ることで→椅子やソファー・テーブルなどを置いてみる→そこで休んだり、お茶をしたりする入居者ができる事により楽しみを提供できるきっかけとなる。

他にも趣味や好きなことをできる場所にする事により、部屋から出てきて行う機会が増え同じ趣味同士の人間関係が構築される。

パブリックスペースには、家族・地域の人が自由に使えるような場所として喫茶・レストラン・美容室・売店等があると良い

※「ただやればいい」・・・ではなく街にあるものとできる限り同じように本物思考で行うことが大事。

まとめ

ユニット型施設に入居している高齢者にとって、「最後の最後まで住む自分の家」であることを忘れない!

一人一人の高齢者が自立し当たり前の暮らしができる家(ユニット)を作る。

食べる・出す・入浴・寝る etc 誰でも人間として当たり前の、安心・快適にできる建物が重要!

ユニット(一つの家)でありユニットから一歩出るとそこは入居者にとって町であるため、ユニットとユニット外の見た目上の変化をつけることが重要!

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